品種解説 天童

おもと 360種の特長と育て方より

天童
作出年度 昭和40年
作出者  森嶋豊市(愛知県)
命名者  牧野博(埼玉県)
登録年度 昭和61年
登録者  牧野博(埼玉県)

 中型種。愛知県三河地方で生えた。当時、実生の収集家として有名であった同県の小田井律樹氏が培養し、初めての子を登録者に棚割りした。その後順調に殖えて命名した。
 芋吹き当才の葉形は、丸く愛嬌があり、また若木の頃の丸みを帯びた葉は柔和で、全体の葉姿も愛嬌のあるところが、その名の由来である。
 艶消しの粗れ地で、白い覆輪がその輪郭を鮮明にする。熨斗葉、雅糸竜、鈴虫剣、剣葉などを現す。性質は強健だが、子上げはほとんどないので、芋吹きによって殖やすことが賢明である。

日本おもと名品展  特別最優等作品

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