山雅の松
作出年度 昭和41年
作出者 野入健三(東京都)
命名者 萩原恒敏(山形県)
登録年度 平成13年
登録者 山口俊行(茨城県)、杉本重雄(埼玉県)
『千代田の松』の紺覆輪が純白に変化したもの。原木の『千代田の松』と葉芸は同一で、高い甲竜を中央部に現し、剣葉、雅糸竜を現す。元来、斑の白さは鮮明で純白に近いものであるため、雅糸竜もまた白く輝きを持つ色になる。紺性は特に強く、白とのコントラストは鮮やかである。
性質は弱め、斑があまりにも明るいという長所を持つ反面、緑の部分が極度に少ないハンディキャップを背負う。親木に近づくに従い一層白が強くなる。乾燥した風には弱く、春先には要注意。採光は若干弱めだが、施肥は原木と同様、少々強めが良い。